Chihiro Sings Tales

Chihiro Sings Tales

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ハナミズキがきれいですねぇ 今日は空は曇っていたし、風もすこし吹いていましたが 水平に咲いた花がふわっふわと雲みたいにゆれていてとても可愛らしかった ヒメリンゴの木もたくさん小さな白い花をつけて 春、というよりも、なんだか初夏のような清々しさを感じました 今の時期は本当にたくさんの花や木が咲き乱れていて、街を歩いていても たくさんの色と香りが溢れている様子が楽しくてたまりません チューリップや菜の花を見るといわさきちひろさんの絵を思い出し、 パンジーや水仙を見るとアリスに出てくるあのいじわるな花たちを思い出します お店にあるお花も好きだけれど やっぱりそのまま自然の中で咲いている花が一番魅力的ですね さて、 おととい水曜日はChihiro Sings Tales @銀座No Birdでした 忙しい平日の夜、いらしてくださったみなさま、本当にありがとうございます セットリスト: 1. Misturada (Airto Moreira)  2. Salvador Days (Piece of Peace) 3. Gone (Chihiro) 4. 名前のない人-朗読 (Chris Van Allsburg)  5. The Stranger (Piece of Peace) 6. Magica (Joyce) 7. Girl, It's Time (Piece of Peace) 1. Loro (Egberto Gismonti) 2.

Now You're Not Here

Now You're Not Here

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先週はあちらこちらに桜が舞っていてとてもきれいでしたね ここ数年は、いわゆる桜名所でのお花見よりも いつも歩いている風景にぽっと舞い込んでくる桜の花びらだったり よく行く公園にある一本の桜の木を眺めているほうが好きだったりします あいにく今日は雨でしたが、 そのせいか、少し色がくすんで見えたのは気のせいでしょうか 先日、宮田繁男さんがお亡くなりになり 今日は最後のお別れをしてきました 涙の量ほど底知れぬものはないのかもしれない、そう思いました でも仲間と会えて本当によかった、心が救われました きっとみんながそうお互いのことを思ったように 宮田さんと出会ったのはまだ私が大学生 もしくは大学を卒業したてくらいの頃 当時はまだ歌う場所も、仕事といえる仕事もありませんでしたが でも幸いご縁のある方々から声をかけてもらったりして サークルでしか歌ったことのない私の音楽キャリアが 少しずつ拓いていっているようなそんな時期でした 同時にNoa Noaのフィーチャリングヴォーカリストとしても ライヴやレコーディングに参加させてもらいはじめ アルバムを出す出さない、みたいな話もしていた時期だったと思います どんな経緯だったのか詳しく覚えていませんが 宮田さんと会う機会が訪れたのは 彼がNoa Noaの音をとても気に入ってくれて 話が進み、ライヴサポートをしてくださるという流れになってから 私はそのころ 今まで聞いてきて歌ってきたアメリカのR&Bやソウル、ゴスペルの歌い方と Noa Noaの楽曲で要求されていた、もう少し抑え気味の歌唱とのギャップに 正直とまどっていて、どんなふうに歌えばいいのかわからずにいました こんなに下手だったっけ、こんなにダサイ声だったっけ って録音を聞きながら何度も思っていたし でも周囲の持つイメージ(っていうほどのものでもないけど)に なぜか自分のプライドも乗っかって、問題を直視できないばかりか 人の楽曲に、私は私の歌いたいように歌う、なんて生意気なことを言い もらうアドバイスに対しては、考慮もせず、ただ不機嫌になって 場の空気を悪くしているばかりでした そんなころに会ったのが宮田さん オリジナルラブやピチカートファイヴも全く何も知らず どこまですごい人なのかも全然理解しておらず 初対面でため口で話しかけ(ゆえに周りをひやひやさせ しまいには勝手に「みやたっち」とあだ名をつけ リハーサルでもおそらく数えきれないくらい失礼をしました でもそんな私に、 宮田さんが、出会った時からいつも何度も言ってくれていた言葉は 「ちーちゃんは声がいいんだよ、声が」でした 誰かに紹介してくれる時も、必ずその言葉を添えてくれました それまでは「歌上手だね」と言われることはあったものの 声そのものをそんなふうに言ってくれることはなくて 小娘の自分勝手な思い込みのスランプだったとはいえ その時は本当に心から勇気と元気がでる言葉でした 「きっとわたしにしか歌えない歌があるはずだ」と思わせてくれたのは そしてわたしが今もそんなふうに信じていられるのは 彼がそんなふうに言い続けてくれたことがとても大きいです 私にとって、宮田さんは ただのドラマーやプロデューサーではなく なんだかお父さんのような存在でした