Thoughts to Hopes

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2015年も今日で終わり 終わりなのに、今年3回目のブログ(笑 (来年はブログも少しデザインや形態を変えてみよう、うん なんだかいろいろあった気がするけれど 大人になったなぁ、わたしも とかしみじみしたり こどもだなぁ、わたし と自分で自分を笑っちゃったり もがきながらも、等身大の自分でいられたのかもな、なんて 細かいことは全然今思い出せませんが、そんなふうに思います 歌はもちろん、 ヴォイス、ポエトリーリーディング、ストーリーテリング、ナレーション さまざまな形で自分の声を使う機会をいただき、作り、 それをわたしが発するものとして、 わたしの財産として育ててきた一年でもありました 知識が足りない 練習が足りない 集中力が足りない 自信が足りない はいつも課題としてあったけど 自分とちゃんと対話すること、自分との約束を守ること それに尽きるなぁと、反省と決意をあらためて反芻しています そして意外や意外、今年はいろんな涙を流したことが わたしの、音楽を作ったり奏でる力になったところも大きかったです 小さいころは、痛いか悲しいかで泣き 学生になると、悔しさと寂しさで涙が出ることを知りましたが、 30も過ぎると(笑 本当にいろんなことで涙があふれました たぶん、 心と身体がつながっていることを痛感したから 自分でできることは何もないとやるせなさを感じたから 相手の気持ちが手に取るように伝わったから 心から嬉しくてありがたい気持ちになったから 大切な人の涙を見たから 悲しさのなかから、強くならなきゃと勇気が湧いたから 支えになった言葉を思い出したから あたたかい、やわらかい、ぬくもりを感じたから 空が、月が、花があまりにも美しかったから とこんなふうに書くと どんだけ泣き虫なんだ、と思われそうですが(笑 涙は笑顔と同じくらい、強くて素敵なパワーを持っていると ほんと、こんな身体の仕組みを作ってくれた神様に感謝です 来年も素直に涙を流し、素直に笑い、素直に歌う、 そんな瞬間であふれる日々を過ごしたいと心から思っています 時間に逆らうことはできないけれど その流れのなかで、愛を感じるこころを養えますように そして美しいことが、この世界でたくさん生まれますように *Chihiro*

The Little Girl at the Window

The Little Girl at the Window

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お〜すごい、ひとつ前の記事がなんと2月 日々の生活で考えたこと、想ったことが 歌詞になったり、曲のメロディーになったり、絵になったりしていて ゆっくりとただ単にブログに文字を綴るということが最近少なくなりました でも、今日はなんだか書きたい気分 わたしが自分の名前の由来を人に話すときに もし相手がその画家の名前を知らなかったときは 必ず「あの、トットちゃんの絵のひとだよ」と言います それだけ、いわさきちひろさんの絵はトットちゃんで トットちゃんはいわさきちひろさん無しでは語れません 本を読んだ方も多いかとは思いますが、あの数々の挿絵は 実はちひろさんが亡くなった後に黒柳徹子さんが作品集の中から選んだもの もともと本のために描かれた絵は一枚もありません わたしはそのことにとても驚きました だって、本当にそっくりそのまま、 トットちゃんのために描かれたような絵ばかりなんです 徹子さんはそのことについて、 それだけいろいろな、たくさんのこどもを描いていたんでしょうね まるでわたしのこどもみたい、わたしのお姉ちゃんみたい、弟みたい 学校で仲良しだったあのこみたい、大好きだったあいつみたい、 そんな親しみやあたたかさを誰にでも感じられるこどもを描いていた というようなことをおっしゃっています 数日前に訪れたちひろ美術館は、ちょうど「窓際のトットちゃん展」の真っ最中 今回はいつも感じるちひろさんの「生」みたいなものが良い意味であまり強くなく 逆に彼女の絵の中のこどもがとても強くて優しい力を放っていたように思いました そのせいか、だいたいひとりで絵に没頭してしまうわたしが 館内のこどもたちの存在を気にしていることに気づきました 絵の前に立って、描かれているこどもと同じポーズをとるおんなのこ ソファに座ってお母さんと一緒に絵本を読んでいるおとこのこ 床に座り込んで眠そうにしてるこ(というか寝てるこ 階段をかけおりてカフェにいるお父さんに抱きついていくこ 中庭でシャボン玉を追いかけてるこ 一生懸命シフォンケーキをほおばってるこ まるで絵から飛び出してきたみたいなこばっかりで そのときに、ちひろさんすごい、って思いました(笑 あんなにふんわりとした、いわゆるリアルな描写ではないのに 自分のいま実際に見ている景色と重ね合わせることができる 自分の景色が、いわさきちひろさんの絵として見える お花も、ちょうちょうも、空のいろも、こどもの表情も、動きも そんなパワーがあることに今更気づいたという感じで驚きました ほんと今更! 今回展示されていた作品の横には、それぞれの絵に対する徹子さんの思いが 書かれてたりして、二人の女性の感性が向かい合ってる感じがとても素敵でした ちひろさんは、一番左の子を描きながら 「あ〜、このこもうだめだわ、落ちちゃう」って言ったそうです(笑 徹子さんも書いていた通り、確かにもう上には上がれないという感じで 後ろ向きなのに、このこの「う〜〜!」っていう苦しい顔が想像できてしまう 「窓際のトットちゃん」が舞台になっているトモエ学園では お弁当は《山のもの》と《海のもの》を必ず入れるのが約束だったそうで みんなで、指をさしながらどれがどっちか話し合ったりしたそうです ちひろさんは知らないはずだけど、そんな会話をしているように見える トモエ学園の授業はとても自由 やりたい科目から好きな順にやっていいよ、というシステム 障害を持った子もいたそうですが、トモエの創設者、小林宗作さんは 助けてあげなさい、とは一度も口にせず 「みんないっしょだよ」と常にこどもたちに教えていたそうです この、みんないっしょだよ、っていうことが大人もきちんと意識できたら どれだけみんなと色んな事を共有できるだろう

Fantaisie Merveilleuse

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グラミーを生で見ることができなかったので いまほど気になる結果をチェックし、気になるライヴパフォーマンスを見て さすがエンターテインメント王国はすごいなぁ。。と若干口ぽかんになりつつ 1984年のグラミーで、クインシーの横でブルーのきらきら衣装を着たマイケルが 腕いっぱいにトロフィー持ってる姿をふと思い出すのでした ***** さて、久しぶりのブログとなりました 先月あったいろいろなライヴを振り返りたい気持ちはあるのですが、 だらだらと長くなるかと思いますので、リアルタイムで投稿していた FacebookやTwitter, Instagramなどから何か感じていただけたら嬉しいです ちょっと文章を書きたくなったのは 昨日、リニューアルをしたばかりの東京都庭園美術館に行ってきたから、です 去年のライヴで衣装担当をしてくれたテキスタイルデザイナーの権瓶千尋と、 何年か前に(大学生のころだったかな)遊びに行ったのが、おそらく最後 その時はあたたかくて、庭園の芝生でふたりでねっころがりながら 好きなことや未来のこととか、永遠とお喋りをしていたことを鮮明に覚えていて 官邸の中は様子は、いまとなってはわたしの記憶から色褪せていました それから、幾度か行きたいと思ってはいたものの 前を通るたびに工事をしていたので(なんと3年に渡る大規模工事だったらしい) 長いあいだ焦らされた末の、地味に待ち遠しかったリニューアルオープンでした そんな思いは私だけはなかったらしく、 冷たい雨のなか、日曜日のお昼前から並ぶ人続出。。! 話はそれますが、 わたし何故か天気のあまりよくない日に美術館に行くのが好きで 美術館ではなくても、写真館でも博物館でも、植物館でもいいのですが というのも、 毎年ちひろ美術館に行く誕生日前後は決まって曇ってたり雨がふりがち でも、誕生日だし大好きな美術館に行くはで、心はかなりウキウキの状態で いつもそんなんだから、パブロフ的な?働きなのか 空がどんよりしてたり、しとしとと音がすると、美術館に行きたくなるのです ということでものすごく寒かったですが、ウキウキテンションで向かいました 今回のリニューアル後のめでたき一回目のエキシビションは 「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」 という、なんともハイソな感じのタイトルがついた展示(汗 まぁ、見る前の興味や知識のレベルはさほど重要ではないですから (と常に言い聞かせながら)3時間ほどしっかりたっぷり堪能して参りました 大きな近代美術館と違い、こういった邸宅などの美術館のよいところは 天井も高くないし、カーテンなどもあるので話し声が余計に響かないことと、 心地よいタイムスリップを味わいながら作品に浸れること 今回出展されていた画家や彫刻家たちは、ふたつの世界大戦の間に活躍し、 アール・デコというジャンルを築き上げたひとたち、だそうで そもそも古典主義さえ、ちゃんと理解していない私ではありますが 一室一室と、その時代のアーティストが作り上げた作品を見ていくうちに なんだか音楽にも似た様なものを感じ始めました 古代のギリシャやローマの伝統的な美術にふたたび焦点をあてて 時代にふさわしい形を模索し、新たに表現の要素として取り入れる、 その意識をどの作品にもひしひしと感じたのですが 特にこの展示のメインヴィジュアルとしても使われている ロベール・プゲオン(苗字可愛い)の "Le Serpent" (蛇)という作品を見た時 大学で履修していた「西洋美術」という授業で何枚も見せられた あまり(私には)違いがよくわからないルネッサンスアートとは明らかに違う なにかとても新鮮なものを感じました (ルネッサンスアートも素晴らしいと思います。私がただ人を見分けられないだけ これ実際は結構大きくて、畳2枚分くらいはありました