Learning and Giving Back
今日はクリスマスイヴに銀座No Birdにて開催する
Chihiro Sings Talesのリハーサルでした
夏に色々と挫折しそうになり自信を喪失しそうになったことから(笑
(あ、ライヴ自体はとてもとても素晴らしい時間でした)
心がなんとなく弱気モードになってるなぁと思っていたのですが
今日みんなと音を出してみて
あぁ、やっぱりやりたいのはこういうのだなぁ、と
思わざるを得なかったのでした
*****
わたしは今までの人生で
一番勉学に励んだのはアメリカでの高校生時代だと思っていて
思えば今以上に毎日がハードスケジュールだったのですが(笑
その時に学んだ様々なことは実は今とても役にたっているなぁ、
と改めて思うようになりました
「はぁ?で、実際 "x"ってなんなのよ?」
っていうくらいだったので数学はあまり得意ではなく。。
ドローイングやフォトグラフィー、人体学や文学の授業が好きでした
きっと視覚的なもの、想像的なことに惹かれていたのだと思います
そのなかでも、文学の授業で何度も何度もやらされたテストが
未だにいまの私の、「ものを書く」もとい「表現する」という行為に
とても大きな影響を与えていると最近ふと気付いたのです
それは、単語の意味を書く、というシンプルなテストだったのですが
ひとつルールとして、
「類義語を使ってはいけない」
というものがありました
ですから、
「赤」とはどういう意味ですか?という質問であれば
「朱色、クリムゾン、ワイン色、チェリー色」などでは点は取れず、
例えば、
「太陽が沈む時に空にひろがる一番濃い色」
とか、そんなふうに答えなければいけないのです
やっかいだし、煩わしいですよね。。
ストレスたまりますよね。。(笑
これが色とかではなく、難しい熟語になってくると、それはそれはもう
もともと二滴くらいしかない頭汁を一生懸命絞り出そうと頑張るわけですね
全然思いつかず中途半端な回答を出すものなら
常に口角泡を飛ばしている(でも博識な)白髪のおばあちゃん先生から
「これがベストな伝え方??Huh?」なんて言われちゃうのです
すごく気が重いテストだった。。と今でも思いだせるほど
でも、いまそのエクササイズをしてきてとても良かったなと思えます
ものには何通りもの伝え方があるとわかったからです
(もちろん類義語も含めて)
「好き」という気持ちを
好き、という言葉を使わずにどうやって伝えられるのか
「この世界は美しい」ということを
物語で、旋律で、どうやって伝えられるのか
Chihiro Sings Talesをやりたいのは、
きっとそんなところに意義を感じているからなのだと思います
私自身が、そんなところを感じる物語に心を打たれ、
そんなところを表現する音楽に心を打たれるからです
この形態?プロジェクト?はまだまだはじまったばかりで
もしかしたら目もまだ開いてない生まれたばかりの赤ちゃん状態かもしれませんが
何十年か後に、「初期のChihiro Sings Tales見に行ったことあるよ〜」なんて
語ってくれる人なんかいたら、とても嬉しいなと思いました
*****
今回の素晴らしいメンバーとリハ後の一枚を
みんな支度終わった後でもふもふだし、なんだかのめぇっとしてます(笑
素晴らしい引き出しを持ったみなさま、
私がひとりであーでもないこーでもないと作ったメロディが
彼らの音によってここまで色彩豊かになるなんて。。
これまでの物語「ランプと月」そして「薔薇のリリー」の曲たちと
今回の新しい作品、そしてメンバーのオリジナルなども演奏します
この日だけのスペシャルなセットリストになりそうです
ぜひ
*Chihiro*
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