The spotted one

もう海の中にいるって思うことにしました!


ゆらゆら


***


まったく個人的で唐突な話なのですが

最近、チーターという動物に

そうそう、あの、あれです

サファリなどに生息している世界一足の速いネコ科の猛獣

彼らにとり憑かれたようにはまってしまって

暇さえあればBBC Wildlifeを見て興奮しているのですが


Not only ガゼルやインパラが美味しそうに見えてくるだけでなく

Not only あーダイエットしなきゃ!って思うだけでなく

Not only 四つん這いで誰かをストークしたくなるだけでなく


なによりも

彼らの生き様に本当に心から感化されています


今までは、【プレデター】というだけで

悠々と食物網の最上位に君臨している肉食動物、とだけ思っていたけれど

実際ワイルドライフの中で暮らす彼らはすごくVulnerableな存在で

想像を絶する数々の試練を乗り越えながら生き抜いている、という発見が。


そんな過酷な環境で、毎日を必死に生きているチーターは

胸がしめつけられるほど美しい・・・!!!



とひとりで熱くなってるわけです



知っている限りの彼らの生態をここで全部ひけらかしたい気持ちではありますが

その中でもいちばん心を打たれたのはチーターの子育て、です


10頭前後からなるプライドと呼ばれるコミュニティーで

お互いを監視し、守り、食べ物を与え育てていくライオンとは違い、

チーターは必ずメス一匹が子育てをします


成長したメスのチーターは

赤ちゃんをつくる→産む→育てる→ひとり立ちさせる→去る

というサイクルを、一匹狼ならぬ一匹チーターで、死ぬまで行うそうで

人間のようにmaking a familyは決して一度きりではないようです


どうしてかというと

チーターがきちんとひとり立ちできる確率はそもそもすごく低いから


赤ちゃんが最初の数週間を生き延びれる確率は20パーセント

それからひとり立ちできる数も、半分といかない


どれだけお母さんが子を守ろうと身をはっても

多くはライオンや、ハイエナ、レオパードやバッファローに殺されてしまうのが事実


だからメスのチーターは何度自分の子の死を見届けたとしても

できるだけ多く子孫を残すため、赤ちゃんを産み続け、育て続けるのだそうです


自分のそばから赤ちゃんが消えていくたび

お母さんチーターは鳥のような鳴き声で彼らに呼び続け

長い間、その返事を待ちます


でもいつしかある時を境に、悟ったかのように鳴くことをやめ、

またいつものように、残りの子のために狩りに出るのです



わたしはいつも

このときの彼女たちの横顔にはっとさせられます



感情があるかないかは

チーターになったことないからわからないけど


すべてを受け入れ

空を仰ぎ

前へ進もうと決心をする横顔

凛とした生気溢れる横顔



そんなふうに見えます



あぁ、こんな横顔の美しい女性になりたい、

って思わずにはいられない




どんな壁が立ちはだかろうと

自分がやり遂げないといけない

向かうべき方向を心でわかってる

そんな姿が本当に美しいなと思うのです


このタイミングで彼女達の生き様に出会えたことは

わたしにすごく大きな勇気をくれている気がします


うん、強く生きようって、背中を押してくれてます :)





*Chihiro*



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